CASE 01

iPS細胞×網膜再生

目の難病に苦しむ人に再び光を——。
世界に先駆けて、iPS細胞を用いた網膜移植を実施。

理化学研究所、神戸医療産業都市推進機構、神戸市立医療センター中央市民病院、京都大学、大阪大学病院

理化学研究所と神戸医療産業都市推進機構は、神戸市立医療センター中央市民病院、大阪大学病院の協力・支援のもと、他人由来iPS細胞から作った網膜細胞を移植する「他家移植」の一例目となる手術を実施。臨床応用を進めることで、再生医療の早期実用化を目指す。

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CASE 02

細胞×輸送システム

細胞を生きたままで安全に運ぶ——。
再生医療を支える細胞輸送のモデルを神戸から。

タキゲン製造、JFEテクノリサーチ、スズケンほか

産業金物の総合メーカーと物流ソリューション企業、医薬品卸、医療機器の研究開発支援・評価企業による、業種を超えた4社合同プロジェクト。再生医療に用いられる培養細胞を生きた状態で医療機関や研究機関に送り届ける輸送システムの構築に挑む。

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CASE 03

アレルギー×食品開発

アレルギーに悩む子どもと家族を救いたい——。
全国に共創の輪が広がる食品開発プロジェクト。

榎本薬品、神戸市立医療センター中央市民病院、兵庫県立こども病院ほか

医薬品卸の榎本薬品が中心となり、中央市民病院や県立こども病院など4つの医療機関と大学、さらには首都を含む各地の小児科医17名と連携して進める食品開発プロジェクト。アレルギーの食物をあえて食べる「経口免疫療法」のための食品開発に挑む。

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CASE 04

免疫疾患×診断技術

「不治の病」を、 「治る病気」へ——。
自己免疫疾患の完治に道を拓く早期診断技術開発。

シスメックス、京都大学、神戸医療産業都市推進機構

神戸医療産業都市に集積する研究機関や基盤施設などの研究機能を集結・連結させ、産学官連携による革新的な創薬の実現に取り組む「創薬イノベーションプログラム」の第4号事例。3機関が共同で免疫機能状態の新規解析手法の確立と早期診断システムの開発を目指す。

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CASE 05

iPS細胞×培養技術

手作業から装置による大量培養へ
iPS細胞による再生医療を強力に推進

左)株式会社日立製作所 研究開発グループ 基礎研究センタ 日立神戸ラボ研究員 斉藤 洸氏
右)大日本住友製薬株式会社 再生・細胞医薬神戸センター ティッシュエンジニアリンググループ主席研究員 関谷 明香氏

目の難病の加齢黄斑変性や神経難病のパーキンソン病、さらには角膜の病気などを対象に、iPS細胞を使う臨床研究や医師主導治験が進められている。再生医療に弾みがつく一方で、その本格的な普及には今一つ、クリアしなければならない課題が残されている。品質の安定した細胞の大量培養だ。そのために欠かせない培養装置の開発に、大日本住友製薬と日立が合同で取り組んだ。

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特集

若手研究者×神戸医療産業都市推進機構

研究者たちが集い、出会い、刺激し会う場
その場が育むイノベーションへの期待

《座談会》藤森工業、カルナバイオサイエンス、神戸医療産業都市推進機構

座談会

神戸医療産業都市は、日本最大級のバイオメディカルクラスターである。ここに集まる先端医療関連の病院や研究機関、大学と企業などは360あまり。まさに21世紀の医療を支えるプレイヤーが集まる場、そこにはどのような魅力があるのだろうか。人と人が自然につながる場づくりに力を入れる神戸医療産業都市推進機構 クラスター推進センターの松浦課長代理が、拠点を構える企業の若手研究者に聞いた。

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